老化現象…体のあらゆる機能は、加齢と共に少しずつ衰えてくる!
肌の潤い、バリア機能が低下、紫外線によるダメージ…などの老化現象でほうれい線ができる!

人の体のあらゆる機能は、加齢と共に少しずつ衰えていきます。
その結果として引き起こされるのが老化現象です。
これは勿論、肌にも該当することです。
そうして引き起こされる肌トラブルは様々な種類が挙げられますが、ほうれ線もそのひとつに該当します。
では、ひとつずつほうれ線の発生につながる老化現象を見ていきます。
まずは肌の潤いを生み出す機能の低下、また与えられた潤いを保持する機能の低下です。
こうなると、肌は著しく乾燥しやすくなります。
乾燥した肌はバリア機能が低下して、しわが発生しやすくなってしまいます。
そうして発生した小さなしわがいくつも重なり、連なっていくとそれはほうれ線のように見えてしまうようになります。
それからもうひとつは、肌の筋力の低下です。
そこに加え、肌の弾力を構成している成分の減少や破壊も原因としては挙げられます。
体の筋力同様、肌の筋力も老化現象の一環として徐々に衰えていきます。
また肌の弾力成分、コラーゲンやエラスチンが作られる機能も、やはり老化現象で低下していきます。
更にここには、それまで浴びてきた紫外線によるダメージも関係しています。
紫外線の内A波は、波長が長いので肌の奥深くにまで到達していきます。
エネルギーはそれほど強くないので、そのダメージがすぐに出てくることはありません。
ですが浴びたA波は、じわじわと時間をかけてコラーゲンやエラスチンを破壊していきます。
肌の筋力低下、そして肌弾力の破壊が重なると発生する老化現象が肌のたるみです。
たるんだ肌の重みに、それ以外の肌が耐え切れなくなると、その重みによってしわが発生してしまい、それがほうれ線となります。
このような老化現象は、一度、発生してしまうと改善するのが難しいです。
これはほうれ線に対しても同じことですから、まずはできるだけそのダメージを小さくするように心がけること、そしてできるだけほうれ線を発生させないことが必要です。
まず乾燥です。
これは、日々のスキンケアで保湿を丁寧に行うことが効果的です。
特に冬場など乾燥する季節は、保湿機能が多く含まれているスキンケア製品に切り替えることも必要です。
次に肌のたるみ防ぐ対策です。
肌の筋力を鍛えるためには、口をすぼめて口内で舌を回すなどのエクササイズを行うのが効果的です。
笑う際にも口角を上げ、頬ごと持ち上げるような笑い方を意識すると良いです。
そして肌弾力成分を守るためには、年間を通して日焼け止めを使用して、紫外線ダメージをためないことが重要です。
コラーゲンやエラスチンをサプリメントなどで摂取すると共に、コラーゲンの生成に働きかけ、紫外線ダメージの緩和にも効果が期待できるビタミンC誘導体が含まれたスキンケア製品を使うのも効果的です。