ほうれい線が目立つのは肌の乾燥とたるみが関係!
しっかりと保湿対策をすることが大切

ほうれい線は誰にでもあるものですが、年齢を重ねるとシワのように深い溝になり、老けて見えさせる原因となります。
年齢を重ねるに従い、ほうれい線が目立つのは肌の乾燥とたるみが関係しています。
特に、年齢が若いにもかかわらず、小鼻の外側から口の両脇にラインが目立つ人は、たるみではなく乾燥が原因と考えられます。
肌の保湿は美肌を作る基本となるため、ほうれい線対策としてまず最初に抑えておく必要があります。
肌が乾燥するのは、角質層に適度な水分量が蓄えられていないからです。
角質層内の水分量は、セラミドを中心とした細胞間脂質・NMFとも呼ばれる天然保湿因子・皮脂の3つによって支えられています。
このうち水分保持力が最も高いのは細胞間脂質で、角質層の水分量のうち8割以上を占めています。
そのため、みずみずしくふっくらとした肌を保つためには、細胞間脂質が重要な役割を担っていると言うことができます。
しかしながら、加齢によって細胞間脂質も天然保湿因子も減少するため、角質層内の水分量も減少し、乾燥をまねきます。
かさついた肌には、ふっくら感や弾力がないため、結果としてほうれい線のラインが深く刻まれてしまうことになります。
また、肌の乾燥はターンオーバーを衰えさせるため、コラーゲンが生成されずにたるみにつながることも想定されます。
さらに、細胞間脂質などが少なくなると、バリア機能が低下し、肌がダメージを受けやすくなります。
真皮にまでダメージが達すると、肌を支える力が弱くなり、たるみやすくなります。
このように、肌の乾燥はたるみを引き起こし、ほうれい線を目立たせるため、日頃のスキンケアでしっかりと保湿対策をすることが大切です。
保湿ケアと言うと、化粧水をたっぷりつける方法を思い浮かべる人は少なくありませんが、肌は水分を与えても潤いません。
潤いのある肌を作ることができるのは、保湿成分です。
数多くある保湿成分の中でも、特に優れているのがセラミドです。
セラミドは角質層内に存在している細胞間脂質で、水分をしっかり挟み込むため、高い水分保持力があります。
セラミドにもいくつかの種類がありますが、一番のおすすめはヒト型セラミドです。
浸透性と保湿性に優れ、肌になじみやすいため、安全に使うことができます。
ただし高価なので、化粧品を全てセラミド配合に揃えるのが難しい場合は、美容液だけでもセラミド配合の保湿を目的とした化粧品を選ぶようにしましょう。
美容液は有効成分が豊富に含まれているので、高い効果が期待できます。
セラミドほどの保湿効果はないものの、ヒアルロン酸も肌に優しいのでおすすめです。